ニラ(ゆめみどり)の播種【2019年度】
播種(種蒔き)
本日(3/6)、ニラの播種(種蒔き)を行いました。全自動播種機を使用しての種蒔きです。
右から、床土・種子・覆土、の順番でセルトレイにセットされていきます。
まずは床土。土は、「スミソイルN-800C培土」(住化農業資材株式会社)を使用しました。
- 高品質のゼオライトを配合しているため、ネギやニラの長期育苗でも追肥の心配はありません。
- 炭を配合しているため、従来の培土よりも根量が多くなり、定植後の生育が極めて良好です。
- 炭効果で健苗率が向上します。
- 通気性・透水性・保水性に優れ、育苗時の水管理がしやすい培土です。
- 品質管理に努めていますので、均一な良苗生産ができます。
引用:住化農業資材株式会社技術資料より
このスミソイルを床土の投入口にひたすら入れていきます。この土の補充が今回の種蒔きで一番の重労働だったかもしれません。
次に種子。初めての作付けとなる2019年は、ゆめみどりを使用することにしました。この品種は、平成18年9月に「杭州ニラ(中国系)」を母、「サンダーグリーンベルト」を父として交配されたもので、葉が厚く、幅も広いため品質がよく、これまでの品種と比べても1割程度多収と言われています。
キレイに3粒ずつ1穴にセットされていきます。セットされた後、種を安定させるために、丸いイボイボで土を押し込んでいます。(この機械の設計者すごい!)
そして覆土。床土と同様にスミソイルを使用します。
覆土をかけて完成したトレイがこちら。220穴のセルトレイを使用しています。
セルトレイ並べ
午前中に播種が終わり、午後、事前に準備していた育苗用ハウスにセルトレイを並べていきます。
143枚のシートを並べました。結構大変・・・。
並べたあと、たっぷりの水でかん水します。目安はセルトレイ1枚あたり500ccとのことですが、ホースで多めにあげています。
最後に、太陽シート(旭洋紙パルプ株式会社)をべたがけして完了です。3~4日間は、終日このシートをべたがけ密封して、温度を30℃~35℃に保ちます。ハウスの換気もしません。種子のコートを溶かす時間ですね。
発芽には、水・温度・酸素の3要素が適している環境が必要です。
【水】播種後はしっかりかん水し、乾燥させないようにする。
【温度】ニラの発芽適温は20℃。15℃~25℃の範囲で管理する。30℃以上、10℃以下は発芽不良になるため、特に高温に注意。
【酸素】換気の実施。
引用:栃木県下都賀農業振興事務所作成資料より
この後、太陽シートの中が乾かないようにかん水をしつつ、10日~14日後の発芽を待ちます。楽しみです。