かんぴょう苗画像

背景

わが国の誇るべき伝統食品の一つである『かんぴょう』は、今から300年以上前の聖徳2年(1712年)に、滋賀県水口の城主鳥居忠英公が現在の栃木県壬生町に種を持ち込み栽培させたと言われています。

現在では、かんぴょう全国生産量の98%がここ栃木県で生産され、本件の代表的な農産物となっていますが、近年では生産農家の高齢化・後継者不足により作付面積・生産量が減少しています。

この状況が続けば、古くから伝わる日本の味、そして、栃木県の伝統的な農産物の一つであるかんぴょうの存続が危ぶまれてしまうという危機感から、栃木県のかんぴょう生産振興に本気で取り組むべく、当農業法人を立ち上げました。

私たちのミッション・ビジョン

栃木県の伝統的な農産物を後世につなぎ、本県の地域活性化に貢献することをミッションとします。

また、次の3点をビジョンに掲げ、事業を推進していきます。

次世代に亘ってつながる変化に強い組織

国内外の社会情勢や経済環境が目まぐるしく変化する世の中で、栃木県の伝統を後世につなぎ持続的に発展するため、新しい文化を受け入れ柔軟に対応できる組織を目指します。

就農希望者が安心して働ける環境

働く人に合わせたキャリアプランの作成、人財育成に力を入れ、将来に亘って安心して働ける環境を構築します。また、独立希望者には独立後の支援も行い、栃木県の農業を盛り上げ、地域活性化に貢献します。

国際競争力の強い栃木の農産物

我が国の誇るべき【和食】は近年ユネスコ無形文化遺産にも登録され、世界から注目が集まっています。国際競争力をより一層強化するため、安全・安心で品質の高い栃木の農産物の生産に挑戦します。

世の中への提供価値

新規就農希望者の受け皿

新たに農業を始めたい方々に対し、設備・農地・ノウハウの提供を行うことで、新規就農希望者の受け皿を目指します。

農地の担い手

高齢化・後継者不足により耕作できない農地の担い手となります。

地域活性化への貢献

地域の雇用を創出することにより、地域活性化に貢献します。

名前の由来

当社の本店所在地であるここ「壬生町」は、栃木県の県央部南部に位置し、下都賀郡に属しています。町の西側を思川、中央部を黒川、東を姿川が流れ、恵まれた自然を背景に原始・古代の遺跡が多く確認され、「下毛野国(しもつけのくに)」の中心地であったことを示しています。1462(寛正3)年に壬生城が築かれ、城下町、日光街道の宿場町として、また黒川を利用した河川交通の要衝として栄えました。廃藩置県により壬生県が誕生し、町村制施行や合併を経て現在の壬生町となっています。

私たちは、この歴史ある「壬生町」を活性化し、また、地域に根付いた事業を行っていきたいとの想いから、壬生の「壬」の字を訓読みし『みずのえファーム(mizunoe-farm)』と名付けました。地元の方々と協力しながら、かんぴょう発祥の地であるここ壬生町で、日本古来の味、そして栃木県の伝統的な農産物の一つである【かんぴょう】を後世につなげていきたいと考えています。

ロゴへの想い

壬生(みぶ)という地名の由来には諸説ありますが、一説には思川・黒川・姿川という清らかな川に囲まれていることから、「水の辺(みずのべ)」が転じて壬生になったとも伝えられています。私たちはこの語源から、壬生の歴史に想いを馳せ、水紋でかんぴょうの元となるユウガオの実を表現しました。かんぴょう生産発祥の地であるここ壬生町を、またかんぴょうで盛り上げていきたいという願いが込められています。