かんぴょう畑の土壌消毒【2019年度】
土壌消毒
本日(3/26)、天候:晴れ、微風の中、かんぴょう畑の土壌消毒を行いました。土壌消毒剤はテロン(ダウ・ケミカル日本株式会社)というD-D剤を使用しました。
テロンの特徴
- D-Dは、土壌処理されることによりガス化して土壌中で拡散するので、効率的に土壌病害やセンチュウ類、コガネムシ類を防除することが出来ます。
- センチュウ密度の高い条件下でも、優れた効果が期待できます。
- センチュウによる作物への加害が要因の一つとなり、土壌病害の発生を増長させる現象を「複合病」と呼びます。センチュウ防除は病害対策においても意味があります。
テロンの適用病害虫はセンチュウ類、コガネムシ類幼虫で、10aあたり15L~20Lの原液を使用します。作付の10日~15日前までに1回のみ使用することができます。かんぴょう苗を植える畝に、30cm間隔に所定量の薬剤を注入し直ちに覆土鎮圧します。土壌消毒前の事前準備として、畑に残っている残さを取り除き、土壌中にガスを十分拡散させるため丁寧にロータリーをかけておきます。
今回は、トラクターに土壌消毒機を取り付け、決められた分量を土壌に注入していきます。この土壌消毒機は、タイヤがまわるとチューブの先から農薬を吸い上げ、刃の先端から農薬が土壌の中に注入されていく仕組みです。トラクターの速さを変えながら、注入量を調整します。
かんぴょうの苗を植える畝に土壌消毒剤を注入した後の様子がこちら。この後、10日~15日程放置します。
ガス抜き
土壌消毒から13日後の4月8日、ガス抜きを行いました。薬害が残らないよう、十分にロータリーをかけます。