かんぴょう苗の定植【2019年度】
4/13(土)から4/17(水)にかけて、かんぴょう苗の定植を行いました。
定植前
かんぴょうの苗は、JAに仕立ててもらっています。頼んだ分の苗を受け取り、ハウスの中で定植時まで育苗します。苗がある程度の大きさになったら、畑に植えていきます。
定植に向けて、水を入れるタンク(300Lくらい)、シガーソケット給電式ホース、苗を浮かべる桶、苗の間隔を計るメジャー、簡易移植機、キャップ、キャップの支柱、洗濯ばさみ、ミニトンネル用ビニール、ダンポール(ミニトンネルの支柱)、フック杭、ポリベルを用意します。
定植
定植直前に、苗に十分に水を吸わせます。たっぷりの水を桶に入れ、苗を浮かべて5分~10分程経つとポットの下から土に水が沁みていきます。
苗が十分に水を吸ったらいよいよ定植です。畑のサイズや植える本数によって、150cm~170cm間隔でマルチに穴を開け、植えていきます。植える前に苗だけでなく苗床の畑の方にも十分に水差しを行うことで、定植後の根張りを促進します(★重要)。今回、一部の畑では苗床に水差しを行わなかったため、定植後に葉っぱが少々寝てしまっていました。。。
簡易移植機という器具を使用して、一つずつ手作業で植えていきます。定植時、葉に泥が付いてしまうと、その後太陽の光で泥の部分が高温となり葉が焼けてしまうので、泥を付けない、付いてしまった場合は泥を落としておくことが重要です。
キャップ
かんぴょう苗を植えた後、マイキャップ(グラシン)を使用して保温や風よけを図ります。鉄線を十文字に突き刺し、キャップを被せ、風で飛ばされないよう洗濯ばさみでとめていきます。苗の成長や気温を見ながら、GW明けくらいにキャップの上部に穴を開ける予定です。
マイキャップの特徴
- 保温性に優れ、通気性もあります。
- 高温・日焼けの害を軽減します。
- 適度な湿度を保ち、地温を上げるので根張りを良くします。
- 遅霜や風雨から苗を守ります。
引用:ガーデニングどっとコムより
キャップを被せた状態がこちら。この中ですくすく育つように祈ります。
ミニトンネル
苗の定植、キャップが終わったら、ミニトンネルです。これもキャップを同じく夜間の保温を目的として行いますが、晴れた日の日中は暑くなり過ぎてしまうため、換気をするなどこまめな管理が必要です。
なお、当社では収穫時期をずらすため、早苗と遅苗に分けていて、今回は早苗の分です。4/24(水)より遅苗の定植が待っています。